故宮の後は、万里の長城です。
車で約1時間ほど高速道路を移動します。
高速道路といえども、超低速走行しているトラックがいっぱい・・・
田舎と北京とを行き来しているトラックらしいが、高速じゃない道は
道幅も狭く走れないので、どうしても高速を走ることになるらしい。
まあ、平日だからか、そんなに交通量も多くないので、渋滞までにいたることはないが、それでも、結構な迷惑である。
なんせ、10キロや20キロという低速で平然と走ってるのだから。
しかも、整備が悪いのであろう。
万里の長城に着くまでの間、何台の車やトラックがボンネットを開けて止まってたことか。まだまだ、発展途上だということを感じずにはいられない風景だったな・・・
万里の長城は全長6000キロほどあるらしい・・・今現在観光場所になっているところは少ないらしいが。
ふもとから、歩いて上がるルートもあるらしいが、今回は時間も無いし、何よりロートルの集まり、下から歩いて登っていては、夕方までがんばっても着かないであろう・・・
ということで、今回はゴンドラで上まで上がる行程になってます。
ゴンドラを降りて見た風景です。今では6000キロも無いみたいだけど、確かにすごい景色です。どこまで続いているんでしょうか?俺達が今回行ったのは「八達嶺」というところです。この他にも北京郊外には何箇所か観光できる場所があるみたいです。
はっきりいって、ここは半端じゃありません。めちゃ、急な坂です。坂であろうと全て階段があるわけではありません。しかも、階段があっても、階段の幅、高さが一定じゃな為、めっちゃ登りづらいです。昔は、ココを普通に馬に乗ったり、馬を引きながら歩いたというんだから、驚くばかりです。
もっとゆっくり見たり、違うところも登ってみたかったのですが、時間が無いため諦めました。それにしても、2000年もかけてこの城を築きあげたことにビックリでした。どれだけの人がこの建設に携わったのでしょう?しかし、月から見える唯一の建造物だと言われていますが、本当なのでしょうかね?確かに、距離的な長さは半端な距離では無いと思いますが、城の幅自体はそれほどでも無いんですがね・・・宇宙から見た写真でも見てみたいものです。
万里の長城に登った感動もつかの間、岐路につくことに・・・
ゴンドラを降りて、帰りのゴンドラに乗るまでの間、約20分間の世界遺産めぐりでした。そういえば、故宮も世界遺産なんだってね。
う~ん、ホントに世界遺産めぐりになったな・・・
帰り、北京の中心部に入る頃、渋滞にはまった。
ガイドのミンさんといろいろ話したが、その中で中国の貧富の差を感じることがあった。ミンさんはフォルクスワーゲンのPOLOに乗っているらしいのだが、値段は日本円で200万ちょっとだったらしい。この値段って日本でのPOLOの値段とあまり変らないんだよね(お袋が乗っているもので)。中国では、合弁会社の車は外車でも日本と同じくらいの値段らしいのだが、ホントの外車には関税が105%かかるということで、そんな中ベンツやBMWに乗っている人もいたりして・・・
でも、前日の日中経済貿易センターの本郷さんの話によると、中国人の平均月収は1000元(15000円)くらいだっていうから、ベンツやBMWなんかもとより、POLOだって買うのに大変な金額なのに、買ってる人が普通にいると思ったら、田舎の農村ではどれだけの収入があるのだろう・・・と思った。
中国って、まだまだ大変なんだな・・・と思ったね。